広報担当者 養成講座 (全4回)

ビジネススキル
  • その他
会社の魅力や長所を発信し、認知獲得につなげる

対象・難易度

新人・若手 リーダークラス 管理者クラス 経営者・役員

セミナー内容

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第1回 広報ファーストステップ 2025年12月15日(月)
➊ なぜ今、BtoB企業に広報が必要なのか?(イントロダクション)
  ●広報の定義の進化 ▶ 2023年に刷新された「経営機能」としての広報とは
  ●BtoB企業を取り巻く環境変化 ▶ 人手不足、情報多様化と広報の役割
  ●広告・マーケティングとの違い ▶ それぞれの役割と戦略的連携の方法
  ●「攻める広報」を実践できる人材になるためのロードマップ

➋ 広報のコミュニケーションエンジンを固める▸経営と連動した目的設定
  ●社長・経営層への「7つの質問」 ▶ 広報への期待値を正確に把握するヒアリング術
  ●現状(As-Is)と理想(To-Be)の明確化 ▶ 広報を通じて実現したい企業の姿を描く
  ●KGI(最重要目標)の設定 ▶ 採用、販路開拓など、経営課題に直結するゴールを定める
  ●ゴール共有の技術 ▶ 経営層を巻き込み、全社的な協力体制を築く第一歩

➌ 「ネタがない」思い込み払拭▸広報活動の棚卸し
  ●「うちにはネタがない」という思い込みの払拭 ▶ 日常業務にこそ、ネタの種は眠っている
  ●ストーリーの発掘 ▶ 単なる事実から、共感を呼ぶ物語へと昇華させる視点
  ●価値の言語化 ▶ 自社の「当たり前」を社会的な価値へと翻訳する訓練

➍ 「誰に」届けるかを決める▸ターゲットオーディエンスの解像度向上
  ●多様なステークホルダーの理解 ▶ 顧客、求職者、従業員、地域社会など、伝える相手を意識する
  ●ターゲットの優先順位付け ▶ 設定した広報目的から逆算し、最も重要な相手を定める
  ●ペルソナ設定 ▶ ターゲットを具体的に描き、行動やインサイトを深く理解するには?
  ●キーメッセージの策定 ▶ ターゲットの心に響く、一貫したメッセージの方向性を探る
第2回 メディア・リレーションズとブランディング 2026年1月14日(水)
➊ 現代メディアの環境理解と接点設計
  ●情報流通経路の爆発的多様化 ▶ 記者クラブ、ウェブメディア、SNS、個人ジャーナリスト
  ●ワイヤー配信は最強のメディア ▶ 月間9,000万PVを誇るサイトなど、ワイヤープラットフォームの戦略的活用法
  ●メディアリストの構築 ▶ 自社の目的に合ったメディア(ウェブ、新聞、雑誌、テレビ)の選定方法
  ●記者との関係構築 ▶ 情報提供から始まる、長期的な信頼関係の築き方

➋ 記者の目に留まる「ニュースバリュー」の創出
  ●メディアが求める情報の本質 ▶ 社会性、新規性、時事性、意外性など
  ●ストーリーテリングの技術 ▶ 自社のネタを社会課題(人手不足、環境問題など)と結びつける方法
  ●成功事例分析 ▶ 「“家庭内カレー問題”に終止符を打つ」スパイスはなぜニュースになったか
  ●調査データの活用 ▶ 客観的なデータを加え、情報の信頼性とニュース価値を高めるアプローチ

➌ 実践! 取材につながるプレスリリース作成術
  ●心を掴むタイトルの作り方 ▶ 記者が一読で内容を理解し、興味を引くためのテクニック
  ●ビジュアル戦略 ▶ 動画、GIF画像、図表を活用し、リリースの価値を最大化する
  ●配信タイミングの重要性 ▶ 注目度が高まる曜日や時間帯を見極める

➍ 守りの広報▸取材対応と危機管理の基礎
  ●取材を成功に導く事前準備 ▶ 想定問答集の作成と、伝えるべき3つのコアメッセージの準備
  ●現場演出の技術 ▶ 工場見学や製品デモを、視覚的に魅力的で分かりやすく見せる方法
  ●炎上を最小限に抑える初動対応 ▶ 迅速かつ誠実な対応の原則「スピード・誠実さ・共感」
  ●BtoB企業が注意すべきリスク ▶ 製品欠陥、情報漏洩、SNSでの不適切投稿、口コミサイトへの対応
第3回 採用広報とSNS・生成AIの広報活用 2026年2月25日(水)
➊ BtoB企業の最重要課題「採用広報」の戦略
  ●採用難の時代背景 ▶ なぜ、BtoB企業こそ採用広報に力を入れるべきなのか
  ●求職者が本当に知りたい情報 ▶ 給与や条件より「どんな人が、どう働いているか」
  ●人事部と広報担当の連携 ▶ 採用成功に向けた、部門横断の協力体制の作り方
  ●ミスマッチの防止 ▶ 企業のリアルな姿を発信し、入社後の定着率を高める

➋ ターゲットに響く採用コンテンツ企画
  ●チャネルの戦略的使い分け ▶ note、自社ブログ、SNSなど、ターゲットに合わせた最適な媒体を選ぶ
  ●コンテンツアイデアの宝庫 ▶ 社員インタビュー、1日の仕事密着ルポ、対談記事、社内制度紹介など
  ●成功事例研究 ▶ 社員を巻き込み、採用力を劇的に向上させた企業の取り組み
  ●「全員広報」の文化醸成 ▶ 社員が自社の魅力を語り、リファラル採用を促進する仕組み

➌ BtoB企業のための戦略的SNS運用
  ●目的別プラットフォームの選び方 ▶ 採用、リード獲得など目的に応じたSNS(X, Facebook, LinkedIn)の選択
  ●「中の人」のキャラクター設計 ▶ 企業の“顔”として親しみやすさと専門性を両立させる
  ●コンテンツ作りのコツ ▶ 硬い技術やサービスを、分かりやすく魅力的に伝える表現方法
  ●炎上リスク管理 ▶ 安全な運用のためのSNSガイドライン策定と社内教育

➍ 広報業務を効率化するAI活用術~AIは「優秀な広報アシスタント」
  ●AIによるドラフト作成 ▶ SNSの投稿文を複数パターン瞬時に生成する様子などを画面共有しながら実演
  ●プロンプトエンジニアリングの基礎 ▶ AIから質の高いアウトプットを引き出すための指示(プロンプト)技術
  ●AIの限界と人間の役割 ▶ AIには書けない、人の心を動かす「想い」や「ストーリー」の重要性
第4回 広報効果の測定と継続的ブランド成長 2026年3月11日(水)
➊ 「やりっぱなし」を防ぐ、広報効果測定の重要性
  ●なぜ効果測定が必要か ▶ 戦略の最適化、予算獲得、社内協力体制の構築
  ●「広報の成果は測りにくい」という神話の終わり ▶ 活動の価値を客観的に示す方法論
  ●広告換算費からの脱却 ▶ より本質的な成果を測るための視点
  ●データドリブン広報への転換 ▶ 勘と経験に頼らない、データに基づいた意思決定

➋ 広報の成果を「見える化」する3つのKPI(重要業績評価指標)
  ●アクション指標(活動量) ▶ プレスリリース配信数、メディアアプローチ数など、行動を定量化する
  ●アウトプット指標(露出量) ▶ 掲載記事数、SNSインプレッション数など、社会への波及度を測る
  ●アウトカム指標(経営貢献) ▶ 問い合わせ件数、採用応募者数など、ビジネスへの影響を可視化する
  ●実践ワーク ▶ 自社の広報目標に合わせたKPI設定シミュレーション

➌ 経営に響くレポーティングとPDCAサイクルの確立
  ●KPI計測のためのツール ▶ Google Analytics、SNSインサイト機能、モニタリングサービスの活用法
  ●データ分析と示唆の抽出 ▶ 「どの活動が効果的だったか」を読み解き、次の打ち手を考える
  ●レポート作成術 ▶ 経営層が一目で成果を理解できる、説得力のある報告フォーマット
  ●広報でのPDCAサイクルの回し方 ▶ 成功と失敗を組織の資産に変え、継続的に戦略を改善する仕組み

➍ ブランド成長と全社巻き込み~継続改善のフィードバック仕組みづくり
  ●「ひとり広報」脱却に向けた全員広報マインドセット
  ●社内外の声収集と改善ループ設計 / 認知・反応・信頼感を拾うシンプル測定メソッド再確認
  ●次期ブランド成長シナリオのシード抽出 / 継続伴走の検討ポイント共有

セミナー要項

名称 広報担当者 養成講座 (全4回)
開催場所 大阪府工業協会 研修室
価格(税込み) 99,000円(会員)/123,200円(非会員)

開催日・開催予定日

2025年12月15日(月)から2026年3月11日(水) 午前9時45分~午後4時45分