工場の生産ライン 自動化の進め方

現場改善研修
  • レイアウト改善
製造・生産技術部門の管理職・リーダー向け “自動化に向けたライン設計”の手法

セミナー内容

セミナー概要
生産ラインの自動化は、現場では必要性を大いに感じていても手の出しにくい取り組みです。また見切り発車で自動化プロジェクトを立ち上げても、経営が求める数字を適切に提示することができず、構想のままプロジェクトが空中分解する光景もよく見られます。本セミナーは、“自動化ラインの構想設計”のノウハウを中心に、事例を見ながらどのように自動化を進めて行くべきか、そしてその取り組みをIoTやAIへいかにして発展させるか、ということについて解説します。自動化プロジェクトの担当となった部門長やリーダークラスの方が、経営に具体的な数字を示しながらラインの構想設計を練り込んで、着実にライン自動化を推進できる手法を身につけていただけます。ぜひこの機会をご活用ください。
1. 自動化の前に取り組むべき3つの課題
1. 自動化の前に取り組むべき3つの課題
 課題1. まずは現場のムリ・ムダの洗い出しで、“いますぐにできること”を見出そう
 課題2. 「製品」の設計を見直して自動化ラインでの“作りやすさ”を追求しよう
 課題3. “自 動化は治具から” ラインで使いやすい「治具」を設計しよう  
2. 自動化ライン・自動化設備の“構想”を設計しよう
(1) ライン自動化の前提となる基本的な知識
  ① いろいろな生産方式とそれらの概要  
  ② 自動化設備の“要素技術”とは?
(2) 現状を分析し、自動化を進めるうえでの“条件”を見出す
   →自社製品の要件や自社経営数字が自動化の“かせ”となることも…
(3) 自動化ラインの構想設計を進める手順
  ① 工程情報の落とし込み     
  ② レイアウト設計    
  ③ 仕様一覧の作成
(4) 自動化設備の構想設計
  ① 要求仕様の基本設計  
  ② タイムチャート  
  ③ コスト設計  
  ④ 信頼性設計
(5) 自社の数値指標(生産量、原価など)と照らし合わせ、自動化の効果を予測しよう
【演習】 さまざまな条件で自動化ラインの構想設計を行ってみよう
3. ライン自動化の事例をステップごとに見てみよう
[Step1] ラインにおける課題の洗い出し
[Step2] 課題を解決する設備要素技術の選定
[Step3] 選定した設備要素技術をシステム化
[Step4] 自動化システムを各工程に適用
[Step5] ライン全体を自動化
4. 品質改善に向けた 「自動化⇒IoT・AI」 への発展
(1) まずは「データの棚卸」から始めよう。現状手に入るのはどんなデータ?
(2) 品質不良が起こっているのはどこ?現状分析して仮説を立てる
(3) 自動化ラインにおけるデータの収集方法
(4) 集めたデータを分析して品質改善につなげるには?

セミナー要項

名称 工場の生産ライン 自動化の進め方
開催場所 大阪府工業協会 研修室
価格(税込み) 29,150円(会員)/35,200円(非会員)

開催日・開催予定日

2025年3月19日(水) 午前9時45分~午後4時45分