セミナー内容

ゴミ・ブツ不良と呼ばれる塗装面の品質不具合をいかにして防ぐかは、塗装現場に共通する悩みです。また、塗装工程における外観不具合の大半を占めるゴミ・ブツの克服は永遠の課題です。今回は、工業塗装におけるゴミ・ブツ退治に有効な「見える化」手法を軸に、現場で役立つノウハウをご紹介します。悪さ加減が見えるようになると、対策が取りやすくなります。塗装工程の歩留り向上に、ぜひお役立てください。

１.ゴミ・ブツ対策の基本的な考え方

〔１〕現象を観る → どんな不具合か
〔２〕現場を観る → 現場で何が起きているのか
〔３〕変化を観る → 変化したかしていないか、改善が進んだのか

２. 不具合の発生状況を“見える化”せよ

〔１〕検査記録の付け方
〔２〕指標の数値化 → 歩留り、直行率、手直し率
〔３〕目標設定のポイント → 改善効果の金額換算
〔４〕不具合成績の「見える化」 → グラフの作り方

３. どこで不具合が発生しているのかを“見える化”する

〔１〕ゴミ・ブツ発生原因と指標の関係
〔２〕不具合原因の「見える化」事例紹介
〔３〕【動画紹介】ゴミ・ブツ発生原因の可視化事例紹介

４. ゴミ・ブツ不良を撲滅する具体的方策の進め方

〔１〕基本的な考え方は、囲う・捕捉する・発生源を取り除く
〔２〕ゴミ・ブツ付着のメカニズムを知る
〔３〕床面からの発塵とその対策
〔４〕工場全体の給排気の考え方
〔５〕塗装用スーツの取り扱い方
〔６〕塗料中のゴミの観察方法
〔７〕静電気とゴミとの関係
〔８〕粘着ネットの効果的な使い方
〔９〕ゴミ・ブツ対策の極意

５．《事例紹介》　ゴミ・ブツ対策の具体例に学ぶ

塗装工程における品質向上への取り組み
（ダイハツ工業株式会社による事例紹介）