セミナー内容

モノづくり現場は多様化が進み、問題も複雑化しています。現場の管理監督者や品質管理部門の方は、単に勘や経験で現場を眺めているだけではなく、蓄積されたデータから現場の事実を引き出し、問題点を的確に把握しなければなりません。本セミナーは、現場の問題点を把握するために品質データの取り方・活用方法について解説します。品質データは正しく活用すれば改善の効果を上げることができます。現場の問題解決にぜひお役立てください。

1.Ｅｘｃｅｌで品質データを管理するメリット

１．品質データの見える化
２．品質データを取り扱う際の注意点
３．Excelの主なメニュー

2.ＱＣ的ものの見方、考え方

１．品質、品質管理の定義
２．品質管理のしくみ、品質管理の重要性
３．良品を提供するための“TQM（総合的品質管理）”
４．QCストーリー（問題解決の進め方）

3.まずは品質データになれることから

１．なにが、対象データになるのか
２．“平均”と“標準偏差”はデータの基本
３．正規分布の理解と活用
４．正しく測る（測定値の保証）
５．数字が語りかけていることを読み取る
　　 例１）数字が語りかけていること　例２）統計グラフ化ツール(グラレスタ)

4.Ｅｘｃｅｌを活用したＱＣ７つ道具の使い方

１．JIS Q 9024 : 2003　継続的改善の手順及び技法
２．QC7つ道具の使い方
　　①グラフ・層別　②チェックシート　③ヒストグラム　④パレート図
　　⑤特性要因図　　⑥散布図　　　　　⑦管理図

5.データを活かす、品質の作り込み

１．製品完成までの工程フロー
２．QC工程表と不良項目
３．データの取り方と整理
４．取りまとめたデータの解析と改善計画の立て方
５．改善進捗の管理