セミナー内容

クラウド環境やリモートワークの浸透、ＲＰＡ等の自動化ツールの一般化など、ここ数年で情報システム担当者の業務範囲は急速に拡大しています。この研修では、中小企業のいわゆる“ひとり情シス”や情シス業務を兼任する方を対象に、業務に必要や各方面の知識を体系的に学んで頂けます。参加者間の交流・情報交換の機会としても是非ご活用ください。

(１)多岐にわたるひとり情シス担当者の仕事

１．ひとり情シスとは？
２．ひとり情シス実態調査
３．ひとり情シスの仕事の範囲
４．ひとり情シスのタイプ

(２)これだけは理解しておきたい基礎知識

１．最低限知っておくべきＩＴ技術　
クラウド、セキュリティ、デジタルトランスフォーメーション
２．勉強方法／情報収集方法
３．ＩＴ化の段階、ＩＴ費用の適正値

(３)ひとり情シスの心得と必要なスキル

１．ＩＴインフラ構築・運用スキル
　　現状認識・環境構築／セキュリティ対策／資産・ドキュメント管理／バックアップ／ＰＣ購入と端末設定
２．計画・運営スキル
　　リテラシー向上／最適なパートナー発掘／ベンダーマネジメント
３．人的コミュニケーションスキル
　　経営層とのコミュニケーション／ユーザー部門との関係構築

(４)現場で頻出のトラブルシューティング

１. 様々な事例の紹介と対応策や失敗談
　　・パソコン関係のトラブル
　 ・ネットワークトラブル
　 ・ベンダーとのトラブル
・ＩＴプロジェクトのトラブル
２．セキュリティ事件と背景
　　ランサムウェアによる被害／マルウェア／情報漏洩／サプライチェーンリスク
３．予算別セキュリティ対策
　　何をどこまでやるべきなのか段階的に説明

(５)製造業のひとり情シス担当者ならではの悩み

１．コミュニケーション上の注意（なぜなぜ分析）
２．ＲＰＡの使いどころ
３. ＡＩ技術の変化を知る
４．ＩｏＴの現実 ― 言葉と幻想
５．製造業の要諦 ― 生産管理システムについて
６．老朽化した基幹システムへの対応