食品工場の異物混入防止対策
品質管理研修
- 品質保証
様々な異物(虫、毛髪・・・)混入の実態・防止策等を解説
セミナー内容
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食品に対する消費者の安全志向、過度ともいえる清潔志向は益々強まってきています。ゆえに本来食品
の中にあるはずのない異物は許されず、衛生的被害のないものであっても、場合によっては莫大な量の
製品回収や廃棄により、企業経営を揺るがす事態になりかねません。食品中への異物の混入防止には異
物の性質、混入のメカニズム、異物検査法、混入防止策、異物混入をめぐる法規制等について的確な知
識が求められます。消費者の信頼を勝ち得るため、より良い食品の製造のために、工場の管理者・リー
ダー、品質管理担当者の知識向上に、ぜひ本研修をお役立てください。
- 1.食品異物を取り巻く情勢 ~依然として減らない異物混入事故~
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どんな食品に、何が入っていたか、どこで発生したか、被害は?
ちょっとしたミスが回収につながり大きな損害を生み出してしまいます。
(1)食品衛生法大改正の中のHACCP法制化について
(2)異物と法律
(3)異物混入食品の実態
(4)一般衛生管理と異物混入防止対策
- 2.混入異物の検査 ~何が混入しているのか? 原因追究~
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混入した異物を科学的に分析し、検証する。この原因の追究こそが消費者の
信頼回復の重要な一歩となります。さらに再発防止にもつながる重要な項目です。
(1)異物の検査方法
(2)異物混入原因の推定
- 3.異物の混入防止 ~混入防止の5原則と重要管理事項~
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(1)異物混入防止の5原則とは
持ち込まない、発生させない、混入させない、取り除く、誤出荷しない
(2)購買管理 ~購入先・原料の選定、管理はしっかりできているか?~
(3)建物・設備から出る異物 ~油汚れ、プラスチック片、ガラス片等~
(4)製造ラインでの異物混入 ~原料残渣、ほこり、コゲ、金属片・部品等~
(5)人が出す異物 ~従業員の衛生意識の重要性~
- 4.特に防虫管理が重要 ~いつ、どこで混入? どう防ぐ?~
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特に異物の種類の中でも占める割合が最も高く、厄介なのが昆虫類。
あらゆる虫を対象とした防虫管理の手法から、総合的な防虫管理システムまで紹介!
(1)5つの侵入ルート
(2)建物内部発生の虫と対策 ~ゴキブリ、シバンムシ類、チャタテムシ類、ガ類等~
(3)歩行侵入虫と対策 ~ヤスデ、ムカデ、ゴミムシ、クモ類等~
(4)飛来侵入虫と対策 ~ハエ類、ウンカ類、ガ類、コバエ類、ユスリカ類等~
(5)水系発生虫と対策 ~チョウバエ類、ノミバエ類、ショウジョウバエ類等~
(6)これからの防虫管理 ~IPM (Integrated Pest Management)…総合的害虫管理
- 5.毛髪混入防止対策 ~虫と並び上位を占める食品異物~
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虫についで混入の多い毛髪。その出所がはっきりしているにもかかわらず、
なかなかなくならないのが毛髪混入。毛髪混入のメカニズムを説明するとともに、
毛髪混入防止事例を紹介!
- 6.意図的な異物混入防止の進め方 ~フードディフェンス~
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いたずらや悪意に基づく異物混入をどのようにして事前に防ぐか、
その手順について演習を交えて紹介します。
セミナー要項
名称 | 食品工場の異物混入防止対策 |
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開催場所 | 大阪府工業協会 研修室 |
定員 | 50名 |
価格(税込み) | 26,400円(会員)/31,900円(非会員) |
開催日・開催予定日
2022年3月7日(月) | 午前9時45分~午後4時45分 |
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