現場改善実践研修 後期コース(全6回)
現場改善研修
- 作業改善
自分の職場は自分達で守る、利益を生む体質へ変える


対象・難易度
新人・若手 | リーダークラス | 管理者クラス | 経営者・役員 |
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◎ | ◎ | ◯ |
セミナー内容
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第1回 2021年10月16日(土) 5S活動の進め方
第2回 2021年11月20日(土) ムダとりへの挑戦
第3回 2021年12月11日(土) 目で見る管理
第4回 2022年1月15日(土) 品質つくり込み
第5回 2022年2月19日(土) ポカヨケの実践
第6回 2022年3月12日(土) 標準作業で動きの改善
- 第1回 2021年10月16日(土) 5S活動の進め方
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1.今の現場を見つめてみよう
~現場での現状認識と問題点の洗い出し~
2.なぜ、現場で5S活動が必要なのか?
(1)現場改善における5Sの位置づけ
(2)5Sは「整理・整頓・清掃・清潔・躾」
(3)5Sが定着しないのはなぜ?
(4)5Sの本当の意味とは?
(5)5S活動で得られる成果
●人が育つ・・・コミュニケーションの活性化 …など
●時間の創出・・・JIT生産が可能になる …など
●設備・環境の整備・・・チョコ停の削減 …など
●コストの削減・・・不良や手直しゼロ …など
3.5S活動の具体的なやり方
~維持・発展のためにどのように進めるか~
(1)現場改善の第一歩はまず『整理』から
●要・不要を区分し、要らないものを処分する
●“赤札(捨てる)”と“黄札(保留)”の進め方
(2)取り出しやすく、仕舞いやすくすることが『整頓』
●整頓したらすぐに表示・標識する
(3)汚れを取り、不具合を発見・再発防止をする『清掃』
●清掃は点検であり、綺麗にすることではない!
●清掃活動定着へのポイント
(4)標準化・自律化は『清潔』『躾』から
●清潔…不要なものが“発生しないしくみ”
●躾…自主的に維持・発展させていく体質
(5)5Sを維持・発展させるには
(6)間接部門の5S活動
4.現場の5S不良の見つけ方・解決の手法
具体的なやり方をテキスト「現場観察の仕方」を用いて、説明します。また、自社の現場写真をお持ちいただくと松田氏が直接アドバイスいたします。
- 第2回 2021年11月20日(土) ムダとりへの挑戦
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1.見える・見えない・気づかないムダ
(1)作業のうち、ムダな作業は90~95%
付加価値のある作業は5~10%しかない!
(2)「ムダが見えない」「ムダと思わない」ではダメ
(3)7つの見えるムダ
●つくり過ぎのムダ ●動作のムダ
●在庫・仕掛のムダ ●不良・手直しのムダ
●手待ちのムダ ●加工そのものムダ
●運搬のムダ
(4)5つの見えない・気づかないムダ
●情報のムダ ●スペースのムダ
●環境・エネルギーのムダ
●つくった後に改善するムダ
●経営資源を有効に使わないムダ
2.ムダを『見える化』してみよう
(1)ムダを身近な事例で考察する
(2)ムダの『見える化』のヒント
3.ムダ発見と即改善の具体的活動の進め方
(1)まずはメモを取りながら、観察する
(2)脳科学と心理学を応用した問題点の捉え方
(3)現場全員が情報を共有するためのしくみ
(4)ムダを発見したら、溜め込まない!一気に改善する
4.ムダとりの改善ツール[事例紹介]
(1)誰でもすぐにできる改善(身近な運搬車の活用)
(2)工具や部品の手元化を実施するには
(3)企業の活用事例①「段ボールを使った改善ツール」
(4)企業の活用事例②「発泡スチロールを使った改善ツール」
5.改善に取り組むための時間捻出のやり方
(1)強制的に時間をつくり、改善活動をおこなう
(2)事前準備で時間をつくり、改善活動をおこなう
(3)短期集中型で改善活動をおこなう
(4)改善コーナーを職場内に設置する
- 第3回 2021年12月11日(土) 目で見る管理
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1.『目で見る管理』はなぜ必要か?
~現場の異常がひと目でわかるように!~
2.問題が見えるようにするには
(1)問題と課題の違い
(2)最初にすべきことは、まず現場観察
(3)現状とあるべき姿のギャップを知る
(4)問題を問題と認識すると、問題が課題となる
3.『目で見る管理』と『5S』の関係
(1)『目で見る管理』と『5S』の違い
●『目で見る管理』は動的、『5S』は静的
(2)『目で見る管理』に取り組む際の5S活動の順番とは?
(3)生産の4Mを見える化する方法
●人と機械の動き ●レイアウト・設備
●作業手順書 ●ワーク・部材
(4)Q(品質)D(納期)C(価格)を見える化する方法
(5)現場で意識する重要な7つのキーワード
(6)PDCAは小さく素早く、かつ数多く回すことが重要
4.『目で見る管理』のやり方
(1)PDCAサイクルは“P”ではなく“C”からはじめる
(2)正常管理ではなく、異常管理をおこなう
(3)迅速な処置と再発防止の2つの対策をおこなう
(4)的確なアクションがすぐ取れるしくみをつくる
5.『目で見る管理』の効果と狙い
(1)自発的な改善活動の増加、品質の向上
(2)個から全体へ広がる改善活動、そして経営成果へ
6.『目で見る管理』のツール[事例紹介]
(1)現品表示、荷姿管理…保管場所の『目で見る管理』
(2)作業管理、異常管理…生産状況の『目で見る管理』
(3)設備保全、工具管理…設備異常の『目で見る管理』
- 第4回 2022年1月15日(土) 品質つくり込み
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1.製造品質は工程でつくり込め!
(1)製造現場における品質とは?
(2)品質に対する考え方、評価とは?
(3)製造品質が良ければ、コストは下がる
(4)良い製造品質は、工程でつくり込む
2.製造品質問題に対する意識改革
(1)お客様が満足する品質を実現するには?
(2)現場一体となり、品質へのこだわりを追究する
3.品質つくり込みは、良品条件の確保
(1)なぜ、品質不良は減らないのか?
(2)バラツキやカタヨリを減らすための着眼点
(3)良品条件の解明と維持管理のやり方
4.品質つくり込み能力を強化するには
(1)手法・ツール
(2)生産システムの構築(促進・強化するしくみ)
(3)現場の自律化
(チーム制の導入、目で見る管理、品質に強い人づくり)
(4)現場に強い人づくり【事例紹介】
☞「チーム自律化の方策」「改善コーナー」
5.ダントツ品質を目指すアプローチ法
(1)品質状況の把握
●データの見える化
(2)良品条件の確保
●異常管理の例
●パレート机 など
(3)設備・機械へのポカヨケ導入の考え方
6.品質改善2つのパターン〔事例紹介〕
(1)検査の重要視、フィードバックの弱さ
(2)不良発生後の誤った改善事例
- 第5回 2022年2月19日(土) ポカヨケの実践
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1.お客様が満足する品質を提供せよ!
(1)良い商品、良いサービス、感動を提供すること
100-1=0、100-0=200の意味は?
(2)良品をつくる条件を確保し、「品質を工程でつくり込む」
2.ポカミスは誰でもやってしまうもの
(1)ヒューマンエラーを防止するのがポカヨケ
(2)ポカミスをしてもその人の責任を問わない!?
(3)ポカヨケはポカミスの事前の策
(4)ミスを未然に防ぐ、気づかせるやり方を考える
3.ポカヨケの進め方 ~しくみ・機能を知る~
(1)ポカヨケの定義
(2)ポカヨケの3つのポイント
(3)ポカヨケの機能について
●規制式、注意式の事例紹介
●設定機能(接触式、定数式、動作のステップ)の事例紹介
(4)ポカヨケ考案のステップ
4.お金をかけず、すぐできるポカヨケ[事例紹介]
(1)5S+表示・標識でおこなうポカヨケ
(2)動作の4原則でおこなうポカヨケ
(3)セット化・キット化でおこなうポカヨケ
(4)ポカミスの真因を追求するチェックリスト
(5)実際の現場で活用しているポカヨケ
5.ポカヨケの日常管理
(1)ポカヨケの保守方法(点検基準書作成、管理・点検)
(2)ポカヨケ装置の日常管理のやり方
(3)確実に、長期的に実施できる作業環境づくり
6.ポカヨケの事例演習
講師が実際に体験した現場の品質不良の事例を用いて、グループでその原因究明をおこないます。その後、『ポカヨケ』を用いた再発防止策を検討していただきます。
- 第6回 2022年3月12日(土) 標準作業で動きの改善
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1.作業効率を上げるには人の動きに注目せよ!
人の動きを標準化すると、飛躍的、かつ効率的に生産性が向上し、利益を確保できます。それを実現するためには、3つの前提条件があります。目的や考え方を解説、重要性を把握していただきます。
2.標準作業の5つのねらい
(1)現場改善の管理基準として
(2)改善のヒントとなるきっかけづくり
(3)新人・若手の指導書として
(4)ベテラン作業者の必要外での作業防止
(5)品質・コスト・安全の管理
3.まず動作改善、そして設備改善
(1)いきなり設備・機械から改善をはじめない
(2)お金をかけず、身近にあるもので工夫せよ
4.6つの標準作業ツール〔事例紹介〕
(1)時間観測用紙
☞ 実際の作業時間の実態を測定せよ
(2)工程能力表
☞ 設備・機械の生産能力を把握せよ
(3)標準作業組合せ票
☞ 受注量とタクトタイムの変動を見逃すな
(4)標準作業票
☞ 作業の見える化により、改善につなげよ
(5)作業指導書・作業要領書
☞ 作業の急所をわかりやすく伝えよ
(6)山積み表(レゴを使ってやってみよう)
☞ 必要な人員、作業配分を効率良くせよ
5.標準作業をさらに活かすポイント
(1)改善には2つのスキルが必要
●ムダを発見するスキル(バラツキ・異常)
●ムダをなくすスキル(正しい評価基準)
(2)現場監督者が標準類を作成する
(3)最短時間を標準時間にする
(4)定期的な見直しとフィードバックの重要性
セミナー要項
名称 | 現場改善実践研修 後期コース(全6回) |
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開催場所 | 大阪府工業協会 研修室 |
定員 | 50名 |
価格(税込み) | 145,200円/178,200円 |
開催日・開催予定日
2021年10月16日(土)~2022年3月12日(土) | 午前9時30分~午後4時30分 |
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