セミナー内容

１. 検査工程で「ヒューマンエラー」はなぜ起きるのか？

（１）「品質」が直面している５つの課題
（２） “人間は間違える”、“人間は弱い”がもたらすもの
（３）人間が間違える理由とその背景にある誘因例

２. 検査業務でよく起こる!? 品質トラブル事例

（１）＜連携不足＞　２人で検査したのに・・・
（２）＜思い込み＞　検査ＯＫのつもりが、実は・・・
（３）＜知識・経験不足＞　機能検査を飛ばした・・・　
（４）＜錯誤＞　製品銘板を見間違えた
（５）＜作業時間＞　午後は眠気に・・・
（６）音や振動分析による要因追究

３. 検査員のヒューマンエラー防止の原則と着眼点

（１）人間の情報処理プロセスに立ち返る
（２）ＳＴＰＤ（See→Think→Plan→Do）サイクルで真因追究
（３）要因に潜んでいる背景を探る
（４）チェック項目を増やすだけではダメな理由
（５）わかりやすい検査手順書の作成ポイント
（６）勝手な検査手順変更を起こさない仕掛け
（７）作業環境と作業者の状態の定期的な評価
（８）交代勤務や長時間労働による疲労の管理
（９）情報共有とコミュニケーションの強化
（１０）定期的な教育と訓練で行うべきこと
（１１）フィードバックと改善サイクルの確立
（１２）インシデント発生時の透明な報告と共有

４. 検査担当者としてのあるべき姿

（１） 検査の見落としを防止する、恒久的な仕組みづくりと人づくり
（２）「チョット変？」と気づく感性の磨き方
（３）“仕組み”が機能する土台は、５Ｓ（整理・整頓・清掃・清潔・躾）
（４）検査の見落とし抑止効果を高めるリーダー／担当者の心得